ここでは、ペンキの塗り方を簡単に解説しています。

最終更新日2008.06.16

ペンキ塗りに必要な道具

どこを塗ろうかな?

用意するペンキの量

塗る道具の種類

ペンキの塗り方

困った時Q&A

いろんな所を塗ってみよう!

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ペンキ塗りに必要な道具

    注意・・1.作業を行う時は、必ず換気をしましょう。
         2.休憩は、作業の区切りの良い時に行いましょう。
         3.塗料の回りは火気厳禁です。汚れても良い服装で作業をしましょう。
         4.自然塗料は自然発火の危険性があります。注意書きをよく読みましょう。

・新聞紙・・・・ペンキで汚れたらいけない場所を保護します(養生と言います)
・養生テープ・・紙が飛ばないようにくっつける為の粘着テープ(塗る境を綺麗にする為にも使います)
・ヘラ・・・・・塗る場所が 剥がれたりしていた場合に 擦り取る為の道具。
・サンドペーパー・・・塗る表面を 滑らかにする為のざらざらした紙(#180をよく使います)
・ボロ布・・・・塗料で手などが汚れたら拭く為の水気を吸う布(染めていない白いものが良い)
・攪拌棒・・・・塗料や混ぜた薄め液とをかき混ぜる為の棒。
・塗料・・・・・塗る物に適した塗料(選択を間違わないように・・)
・ペンキ缶・・・ペンキを入れる作業用の缶です。(使う刷毛との相性を考えて・・)
・専用シンナー・塗料を塗りやすくしたり 汚れた手・服そして刷毛を洗う為に使います。
・手袋・・・・・必ず汚れる手を少しでも汚れないように保護します。
・刷毛・・・・・塗る場所によって用意します。(ローラーにする?吹き付けにする?)
・はしご・・・・高い場所に登る時に使います。(重心が移動するので足元に注意!)
・脚立・・・・・手の届かない場所を塗る時に使います。(ムリな姿勢での作業は禁物です)

 ペンキ塗りのポイントは、塗る場所・使用塗料の選択・塗料に使う量・塗る方法の決定、
 そして、ゆとりをもっての作業です。


どこを塗ろうかな?

場所の環境により塗料の使い分けを必要としますが、塗る面の状態を知る事が最も必要です

(◎推薦 ○まぁいいかぁ △避けたい ●条件付き)
いろんな場所 説明 いろいろな塗料との相性
油性系
塗料
水性系
塗料
溶剤系
塗料
弱溶剤
系塗料
2液型
塗料
染料
塗料
透明
塗料
自然
塗料

湿気がある場所

室外の場合は、素地(塗る表面)を外気にさらさない事が大切な為、隠ぺい性の高い塗料が望まれるが、室内の場合となれば、それに加えて換気の問題を考えながらの塗料の決定が必要です。 カビやコケの発生 に要注意です。 ●(1) ●(2) ●(3)

日の当たる場所

素地の表面温度変化による収縮・膨張を考慮しながら、それに順応できる塗料の検討が必要です。順応が不備の場合、 塗膜の割れや剥がれの現象 が早く確認されます。 ●(3)

室内の壁

日中よりも夜の光線を考慮し、目が疲れないような色に注意しましょう。特殊塗料( 防カビ・耐菌塗料 )使用の検討も場所によっては必要です。一般的には、ツヤ有り塗料は出来るだけ避ける方が良いでしょう。

室外の壁

日当たり・湿気及びホコリの状態を調べましょう。最高級の塗料としては、フッ素系塗料や弾性系塗料が考えられます。厳しい条件にも耐えられる塗料の選択が必要です ●(3)

サビがある場所

サビの発生により建物そのものの耐久性に大きく影響されるので、出来るだけ早めの処置を必要とします。特に溶接部分やボルト部分のサビは用注意。 サビ止め塗料 にもいろいろな種類があります。

●(1)・・・下地の乾燥及び下地処理は絶対条件です。
●(2)・・・下地の乾燥は絶対条件です。(木部のみ適用で他の材質は不適)
●(3)・・・自然塗料は、セメント部・サイディング部には不適であり、木部において良好な効果を出します。

・湿気がある場所での作業の場合、塗る部分が乾燥している事が、一番の条件です。
・日の当たる場所での木部の塗装の場合は、一度に厚く塗らずに塗料を十分に吸い込ませる事が長持ちさせるコツです。
・室内の壁の場合は、換気の問題を重視する為、ほとんどの塗料が△になってしまいました。
・室外の壁といっても、いろいろな種類の壁がありますが、要は天気に強い(耐候性の良い)塗料を選ぶ事がポイントです。
・サビがある場所での「水性系塗料」の使用は、あまりお薦め出来ません。


用意するペンキの量


塗料の薄め方(希釈率)

大きく4つに分けて、ペンキ塗りに必要な塗料の量を書きました。
1坪(3.3u)は、畳約2枚分で、1間(けん)は1.8mで計算します。
塗り重ねるには下地が十分に乾いてから行うのが、ポイントです。

油性系塗料

薄める量は5%〜10%の専用シンナーです。
乾くまでの時間は20℃で約3〜4時間。
2回塗りを基準として塗料1リットルに対して畳2枚半〜3枚弱の面積が
塗れます。

水性系塗料

薄める量は10%〜20%の水です。
乾くまでの時間は20℃で約2時間。
2回塗りを基準として塗料1sに対して畳2枚半〜3枚の面積が塗れます。

溶剤系塗料

薄める量は70%〜100%の専用シンナーです。
乾くまでの時間は20℃で約2時間。
2回塗りを基準として塗料1リットルに対して畳3枚〜4枚ちょっとの面積が
塗れます。

弱溶剤系塗料

2液型塗料

主剤(A液)と硬化剤(B液)の配合が決っています。
決められた分量で混ぜないと、トラブルの原因になります。
乾く時間や塗り面積も塗料により若干違ってきます。

染料塗料

薄めずに原液のまま塗ります。
乾くまでの時間は20℃で一夜。
2回塗りを基準として塗料1リットルに対して畳4枚の面積が塗れます。

透明塗料

自然塗料

例外をのぞいて、薄めずに塗るのが基本ですが、浸透させながら仕上げるのが
ポイントです。厚塗りは、トラブルの原因となります。

塗る場所によって塗り面積はいくらか変化します。


塗る道具の種類

刷毛

ローラー刷毛

塗装用機械


ペンキの塗り方

・塗る順序

1.塗る場所に適した塗料と塗料の量を調べます

2.塗る場所の回りを新聞紙・粘着テープ等で被せます

3.塗る場所の汚れ(水洗いはダメ)をボロ布・ヘラ・ペーパー等で落とします

4.塗料を塗り易い粘度に調整します

5.塗料を塗りにくい場所から塗って行きます

6.塗料の乾き具合を調べてから被せた部分を取り除きます

7.残った塗料は元の塗料缶へ移し 刷毛は専用シンナーで十分に洗います

8.完了です お疲れ様でした・・・・

  


困った時Q&A



塗る前のトラブル

ポイント・・・・塗料を使用する際は、必ず良く攪拌し、状態をチェックする。

Q.寒天のようにドロドロしている

A.塗料の保管が悪かったと思われます。少々の希釈剤を加えても好転しないようだったら、あきらめましょう。ムリに塗ると、さらにトラブルが発生します。

Q.塗料缶の表面に硬い膜が張っている

A.缶のフタを開けたまま保管、あるいは、容器内の空間を広くしない。表面の皮を取り除いてよく攪拌して使用する。

Q.塗料をいくら混ぜても、分離している

A.良く混ぜながら塗るか、塗料を良く延ばして塗る。塗った表面にも現象が見られるようならば、使用を止める。


塗っている最中のトラブル

ポイント・・・・常に塗料と素地(塗る面)の状態をチェックしながら施工し、
最悪のトラブル発生時は「塗料の拭き取り」(乾燥後の場合は剥離作業)も考慮する。

Q.塗り重ねた部分に塗料の分離がある

A.良く混ぜても分離が改善されないようならば、使用を中止する。

Q.塗った所々にハジク所がある

A.水・油そして石鹸などが原因で、塗装前の不注意により起こります。ボロ布にて速やかに拭き取るか、シンナーにて問題個所を脱脂する。

Q.塗ると下の色がにじんでくる

A.塗料に使用されている顔料が原因の場合もあります。乾燥後、にじみを止める処理材を塗ってみます。

Q.塗ると塗料が流れる

A.塗料を厚く塗りすぎた。あるいは、希釈しすぎた・・。

Q.塗っていると表面にしわが出来る

A.下地の塗料が良く乾いていない。又は、下地の塗料との相性が悪い。塗料の厚塗りはトラブルの原因になりやすいです。

Q.塗ると表面が白くなる

A.乾燥が早い溶剤系塗料に起こりやすいです。原因は、湿気が高い時や、風が強い時に作業をすると現われます。雨降りや風が強い時は、出来るだけ避けましょう。


塗った後に表れるトラブル

ポイント・・・・塗っている最中になんらかの現象が確認されるはずであり、それらの見落としにより表れる。
乾燥後に研磨、あるいは剥離作業を必要とする場合があります。

名 称

状   態

対策

白化

(ブラッシング)
湿度が高い時に溶剤系塗料を塗ると、乾燥時の
溶剤による気化熱と空気中水分の影響を受けて、
塗面が光沢を失い、白くぼけた状態。
診断を要します。
対策についてはご相談ください。
塗料のトラブル(要パスワード)

やけ

塗装後、塗膜が着色して黄かっ色になる状態。

ピンホール

塗膜に小穴が出来る事。塗料の急激な乾燥によ
り起こりやすい。    

フクレ

水分やサビが原因で塗膜の一部が下地より浮き
上がる状態。

き裂

塗膜に生じたさけ目。浅いもの、深いもの、
いろいろな状態がある。

ゆずはだ

塗料を塗った表面が「みかんの柚」の肌
みたいになった状態を言う。吹き付け作業で良く
見られる。

白亜化

チョーキング
熱・紫外線・風雨などで塗膜の表面が変化し、粉
状になって消耗していく事。

はがれ

下地との密着が十分でない場合や、重ね塗りした場合
の塗料の不適合により起こる。

もどり

魚油などを展色剤に使用すると乾燥してからふたたび
粘着性を帯びてくる。
生乾きのコンクリート・プラスターなどに油性塗料を塗る
と、アルカリに侵されて粘着性を帯びる。
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